酒 は 百 薬 の 長
酒がいちばんいいね。
酒というのは人の顔を見ない。
貧乏人も金持ちも同じように酔わせてくれるんだ。
––– 古今亭志ん生(1890 - 1973)落語家 –––
「地球はグラスのふちをまわる」
––– 開高健(1930- 1989)小説家 ––—
一本のワインは交響曲。
一杯のグラスワインはメロディの様なものだ。
― フィリップ・ド・ロートシルト男爵(1902 - 1988)フランス ワイン・メーカー・貴族 ––
私は人生を忘れる為に酒を飲んだ事は一度もありません。
逆に人生を加速させる為なのです。
—— フランソワーズ・サガン(1935- 2004)フランス 小説家・脚本家・映画台本作家 ——
ワインの無い食事は、太陽の出ない一日と同じである。
—— ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ(1749年 - 1832)
ドイツ 詩人・劇作家・小説家・自然科学者・政治家 –––
ワインは飲み物としては最も価値があり
薬としては最もおいしいもの。
—— ヒポクラテス( BC460 ? - BC370 ?)古代ギリシア 医者 –––
酒をやめたら、もしかしたら健康になるかもしれない。
長生きするかもしれない。
しかし、それはもうひとつの健康を損なってしまうのだと
思わないわけにはいかない。
—— 山口瞳(1926 - 1995年)作家・エッセイスト –––
自分の健康は、酒によって維持されているように思える。
—— 池波正太郎(1923 - 1990)時代小説・歴史小説作家 –––
私は酒を飲まない。タバコを吸わない。たっぷり寝る。
それが私が100%完璧でいられる理由だ。
—— バーナード・ロー・モンゴメリー(1887 - 1976)
イギリス 陸軍軍人・政治家 –––
私はたっぷり酒を飲み、少しだけ眠り、次々と葉巻を吸う。
それが私が200%完璧でいられる理由だ。
—— ウィンストン・チャーチル(1874~1965)
イギリス 政治家・軍人・作家 ——
ワインを飲んでいる時間を無駄な時間だと思うな。
その時間にあなたの心は休養しているのだから。
—— ユダヤの諺 ——
親しい友人の様な美酒は、人知れぬ悩みを追い払ってくれる。
—— ジュゼッペ・ヴェルディ(1813 - 1901)イタリア ロマン派音楽作曲家 ——
ときには我を忘れるほど酔う事も人間の特権だ。
—— 山本周五郎(1903 - 1967)小説家 ——
人は次の五つの理由で酒を飲む事ができるのである。
まずは祝祭日のため。次に、その場の渇きを癒すため。
それから、未来を拒むため。その上に美酒をたたえて。
最後に、どんな理由からでも。
—— ハインリヒ・リッケルト(1863-1936) ドイツの哲学家 ——
酒は茶の代りになるが、茶は酒の代りにならぬ。
—— 張潮(1623-1688)清初の学者 ——
若者にとって酒は大人の勲章である。
—— 吉行淳之介(1924- 1994)小説家 ——
酒は肝臓に悪い。腎臓に悪い。しかし、心には?
……そうさ、酒は「心の特効薬」なんだ!
—— アメリカ映画『失われた週末』(1945)より ——
一生を洗い流してくれるのはただ酒だけである。
—— 韓愈(768 - 824)中国 唐中期 文人・士大夫 ——
どういうことになるものやら見当のつかない二つの場合がある。
男が初めて酒を飲むとき。
女が最後に(今夜きりよ、と)酒を飲むとき。
—— O・ヘンリー(1862 - 1910)アメリカの小説家 ——
実際、酒を飲む事ほどこの世で楽しいものはない。
それは不幸な人間をくよくよさせず
勇気のある人間をいっそう勇敢にさえするものだ。
—— チャールス・ディブディン (1745-1814) 作曲家 ——
" 2 "
メキシコ アカプルコにて
スペイン バルセロナ ゴシック地区
ノルウェー ベルゲン港にて
スペイン マジョルカ島にて