CARIMELLOの始まり

若い頃、平日はカフェバーに通い、生意気にもフランス料理店で接待をしたり、週末はディスコで遊ぶ・・・。バブルの時代を経験した僕らがワインに夢中になり、既存の店に何か物足りなさを感じた80年代後半、「自分たちの為の通える店作ろう」と思いたったのがカリメロの始まりです。

 

当時、オヤジ・ギャル?のシェフは、居酒屋のようにつまみを食べながらワインが飲みたいと言い、しかも丁寧なサービスでなきイヤなどとわがままを言う・・・。今でこそ大概の居酒屋にはワインが置かれていますがその頃はあまりワインが日常的ではありませんでした。ワインを気軽に飲める店としては、フランススタイルを直輸入したCAFEというのがありました。ペリエを飲みクロックムシュとマダムのフレンチトーストで ”おフランス” を気取るには最高でしたが、ハウスワインと数種類の料理ではカジュアル過ぎてすぐに飽きてしまいました。まだワイン・バーは無い頃の話です。やはり良いワインを飲む為にはレストランに行くしかなかったのです。しかしそのレストランでは、料理が出るタイミングは料理長任せ、ワインはもったいぶった注ぎ方でギャルソンはボトルから手を離さないものだから、飲むペースと食べるペースが僕らには全く合いません。しかも、酔う前にお腹がパンパン・・・。

一体どうしたらいいのだろう?簡単な話、探しても見つからない店は、自分で作るしかない!ということでした。

居酒屋のような気の利いた酒の肴とグランメゾンのようなワインの品揃え、できれば、食材は高級で珍しく、テーブルにはチャイニーズのように沢山の皿を並べ、しっかりと給仕がついていてくれるが、ワインは手酌もOK・・・・。ワインとチーズで済ます事もあれば、気の置けない友達と一晩ゆっくり、昼間からのビールだったり、一人で豪華な夕食のお一人様歓迎だったり、夜のティータイム・・・。そのすべてを叶える夢のようなお店です。

今でこそ昼の営業はしていませんが、当時のカリメロは午後二時開店から、遅い昼食、午後のお茶、昼間のワインで一日中開いている店としてはとても珍しかったのです。

 

 

こんな書き出しで良いのだろうか?・・・・ つづく。